登録免許税 目次
登録免許税とは?
登録免許税とは、「国に納める税金」です。
法律に基づき、登記、登録、特許、免許、許可、認可、認定、指定及び技能証明について課せられる税金です。
不動産の登記において、登録免許税が課される登記は、不動産の登記記録の権利部の登記です。
表示の登記に関しては、原則、登録免許税は必要ありません。表示の登記でも不動産を合わせたり分けたりするもの(土地の分筆及び合筆)には必要となります。
不動産の登録免許税
登録免許税が必要な代表的な不動産の登記は以下のものがあります。
1. 不動産(土地・建物)の売買を原因とする所有権移転登記
2. 贈与や相続を原因とする所有権移転登記
3. 新築建物などで最初に行われる建物の所有権保存登記
4. 住宅ローンを利用する際の抵当権設定登記
5. 借入金を返済した際に行う抵当権抹消登記
6. 所有者の住所や姓名が登記記録上と異なっている場合に必要な登記名義人住所変更登記
登録免許税は、登記の種類により、税率が決まっていますが、軽減措置がとられているものあります。
登録免許税の税率
登録免許税の税率は、登記の目的によって異なります。
登録免許税額は,原則として次のように計算します。
登録免許税額= 課税標準(固定資産税評価額等証明書の評価額)×税率
課税標準は,申請する登記の種類によって異なり次の3つの場合があります。
①不動産の評価額による場合
②債権金額による場合
③不動産の個数による場合
①不動産評価額による場合
主に不動産(土地・中古建物・マンション)の売買を原因とする所有権移転登記です。
所有権移転登記の場合の課税標準額は、固定資産税の評価額です。
= 土地を購入する場合=
◆ 登録免許税の計算のために用意するもの
土地の固定資産税評価額等証明書(役所の税務課もしくは税事務所がある自治体は市税事務所)
◆ 税率
令和5年(2023年)3月31日まで 1000分の15
◆ 計算例