不動産登記簿は不動産の履歴書です。
不動産登記簿には、わたしたちの大切な財産である土地や建物の所在・面積のほか、所有者の住所・氏名などを公の帳簿(登記簿)に記載してあり、法務省管轄である法務局で登記簿を一般公開することにより、誰がどこの土地若しくは建物を所有し、いくら銀行から融資を受けているかなどの状況が誰にでもわかるようになっています。
最近の登記簿は磁気ディスクをもって調製されています。
所定の請求書を提出すると、だれでも登記事項証明書(登記事項の全部又は一部を証明した書面)の交付を受けることができます。
また、インターネットを利用して登記簿の交付を受けることもできます。
次の登記簿は登記事項証明書になります。
所有権保存の登記概要
■土地の登記簿の表題部
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○土地の登記簿の表題部の説明
上記の土地は名古屋市中区尾山一丁目という場所に存在することが判ります。
名古屋市中区尾山一丁目という地域の中の10番という地番の土地であることを示しています。
この土地は地目が宅地で地積が334.54㎡であると書かれています。
このように土地登記簿の表題部には土地がどこにあり、地目という土地の種類や地積という土地の面積が書かれています。
■建物(区分建物以外)の登記簿の表題部
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○建物の登記簿の表題部の説明
所在欄には建物が存在する土地が書かれています。そして家屋番号が書いてあります。
家屋番号は土地の地番に関係し番号が付されます。
この土地は地番が10番なので家屋番号は10番です。他の建物と区別できるように番号が付きます。
次に建物の種類が居宅ということが判ります。居宅とは普通の一般家庭の家のことです。
構造欄には建物の構造が書かれています。この建物は木造で屋根材がスレートで2階建てです。
そして1階の面積が80.06㎡、2階が78.77㎡の建物ということが判ります。
平成17年2月9日に新築されたことも判ります。
建物の物理的な事が表題部には書いてあります。